- 始める習慣には、アメとなるご褒美を用意しよう！
- やめる習慣には、ムチとして罰を与えよう！
- 習慣によって、アメとムチは使い分ける必要がある！
では、習慣に大事なアメとムチのお話しをしましょう
それではお話しましょう
２種類の習慣を理解する事が鍵
習慣には２種類あります。
それは、
- 始める習慣
- やめる習慣
です。
この２つの特性を理解することが習慣作りの第1歩です。
始める習慣とは
始める習慣とは、今現在はやっていなくこれから新しく始めていく習慣を指します。
例えば、語学勉強や筋トレ、早起きなどです。
人生をプラスに変える習慣がこの始める習慣には多いです。
やめる習慣とは
やめる習慣とは、今現在やっていて、これからはやめていく習慣を指します。
例えば、禁煙や食事制限、夜更かしなどです。
人生をマイナスに変える習慣がこのやめる習慣には多いです。
始める習慣を作りたいなら”アメ”を与えろ！
では、あなたが何か始めたいと思った時どうすればいいでしょうか。
まず、始める習慣を作る時にご用意していただきたいのは、アメです。
ご褒美を設定する事が、始める習慣には有効なのです。
では、なぜバツではなく、アメなのでしょうか。
始める習慣にアメが適している理由
アメとはご褒美のことです。
あなたはご褒美をもらえるとどう思いますか？
ご褒美は誰にとっても嬉しいものですよね。
人は、アメとなるご褒美を貰うと脳が喜ぶのです。
ご褒美をもらうと、脳にある報酬系という部分が刺激されます。
報酬系が刺激されると快楽物質のドーパミンが分泌されます。
ドーパミンが分泌されることで、心地よい気分になるのです。
つまり、快楽を得ることができます。
人は快楽を得る行為を知るとそれを行いたくなるようになります。
つまり、始める習慣と快楽を結びつけることで習慣が辞めにくくなるのです。
これが、始める習慣にアメが適している理由です。
始める習慣に決してムチを与えてはいけない
では、逆に始める習慣にムチとなる罰を与えるとどうなるでしょうか。
罰は行動を制限します。
罰を受けることを脳が本能的に嫌がります。
つまり、罰を与え続けるとせっかく新しく始めようとする行動を制限してしまうのです。
始める習慣と嫌な気持ちを結びつけると習慣作りは決してうまくいきません。
やめる習慣があるなら”ムチ”を与えろ！
では、あなたが何かをやめたい習慣をある場合はどうでしょうか。
まず、やめる習慣を作る時にご用意していただきたいのは、ムチです。
罰を設定する事が、やめる習慣には有効なのです。
では、なぜアメではなく、ムチなのでしょうか。
やめる習慣にムチが適している理由
やめたい習慣には、罰を与えましょう。
罰を与えると、その罰に脳が反応します。
嫌だなと思うことは脳にとってストレスになります。
なるべく、そのストレスがかからないように脳はその行動を避けるようになります。
つまり、やめたい行動を脳が取らないようにしてくれるのです。
禁煙するといって失敗したなら買ったタバコを捨てるとか
財布にある小銭を全て募金するなどとってみるといいでしょう。
自分がちょっと嫌だなと思う罰でも十分な効果を発揮します。
嫌な気持ちとやめたい習慣を結びつけることで習慣を続けにくくなります。
これが、やめる習慣にムチが適している理由です。
やめる習慣に決してアメを与えてはいけない
禁煙をしている人にとっての最高のアメはなんだと思いますか？
それは、タバコを吸うことです。
食事制限をしている人にとっての最高のアメは、
好きなだけご飯を食べることです。
やめたい習慣は、もともと脳の報酬系と強く結びついてしまっているのです。
やめたいと思っているはずなのに、その報酬系を刺激することでその習慣がまた快楽と結びついてしまう。
やめる習慣にアメを決して与えてはいけません。
ムチはアメの３倍の威力がある
ムチはアメの３倍の威力があると言われています。
つまり、ムチである罰は小さな罰でいいのです。
強い痛みや大きな損失を追うことなく、小さな損失でも効果があるとされています。
小銭を募金するでもいいですし、インターネットを1日禁止するでもいいです。
地味に嫌だなと思うことを探してみてください。
まとめ
習慣には、始める習慣とやめる習慣がある
始める習慣にはアメを用意してご褒美を与えよう
やめる習慣にはムチを用意して罰を与えよう
ムチはアメの３倍の威力があるから小さな罰でも十分効果がある
