ココがポイント
後悔する人生なのは後悔する行動から
後悔する行動は5つある
自分に対する敬意がないことが、後悔する行動をとる原因
ファルコンくんは後悔する人生を歩んでいるのですね。
その原因を理解することで、後悔しないように対処できますよ。
それではお話しましょう。
後悔する人生には法則がある
人生の後悔についてニーチェが理解していた
後悔する原因を突き止めるには、哲学者のニーチェの言葉が鍵になります。
ニーチェはこういっています。
最も後悔されることは何か?遠慮ばかりしていたこと、己の本当の欲求に耳を貸さなかったこと、己を取り違えること、己を卑しめること、己の本能を聞きわける繊細な耳を失うことである。こうした自己に対する敬意の欠如は、あらゆる種類の損失によって報復を受け、健康、快感、誇り、快活さ、自由、不動心、勇気、友情が損なわれる。(引用元:リーダーたちの名言集 名言DB)
すこし長いので簡単にまとめましょう。
【最も後悔されること】
- 遠慮ばかりしていたこと
- 己の本当の欲求に耳を貸さなかったこと
- 己を取り違えること
- 己を卑しめること
- 己の本能を聞きわける繊細な耳を失うこと
【自己に対する敬意の欠如によって損なわれるもの】
- 健康
- 快感
- 誇り
- 快活さ
- 自由
- 不動心
- 勇気
- 友情
あなたの人生はこういった後悔する行動があったために後悔の感情が生まれたのです。
後悔する5つの行動とは
遠慮ばかりしていたこと
相手を思いやり遠慮することはとても素晴らしい行動です。
相手に嫌な気持ちを与えることなく、相手とやりとりが行えます。
しかし、遠慮のしすぎは注意が必要です。
遠慮ばかりしていると自分にとってマイナスなことが起こります。
自分の感情を抑え込むクセがついてしまいます。
感情を抑え込むクセがつき、遠慮ばかりしていると絶好のチャンスを自分のものにできなくなります。
学生時代に友達と同じ人を好きになってしまった時、相手に遠慮して自分の幸せを手放す行為もこれにあてはまるでしょう。
あなたが後悔したくないのであれば、遠慮しない勇気も持ちましょう。
己の本当の欲求に耳を貸さなかったこと
あなたが本当にしたい欲求は、あなた自身がわかっています。
もし、あなたが常識や周りの意見で欲求を抑え込んでいるなら、その考え方を一度変えてみてはいかがでしょうか。
先ほども話しました友達と同じ人を好きになった時、あなたの本当の欲求は好きな人と付き合いたいというものでしょう。
世の中にあるつまらない常識として友達が好きになった人を好きになるのはダメという考え方があります。
しかし、それは先に好きになった人がつくった偽りの常識です。
もちろん、その常識に従ってもいいのです。
ですが、気持ちに耳を貸さないことで後悔をあなたはするでしょう。
なぜ本当の欲求を抑え込んでいるか考えてみましょう。くだらない常識なら抑え込む必要はありません。
己を取り違えること
ついつい自分の能力を過小評価してしまうのは、日本人の特徴でもあります。
その結果、自分の本当の能力を発揮できないという非常にもったいないことが起こります。
自分を取り違えて過小に評価すると、せっかくあったチャンスも自分のものにできません。
上には上がいることを知ると自分なんてちっぽけに思えてきます。
ちっぽけでもいいのです。今持っている自分の力を受け入れましょう。
上にいる高い能力を持った人と比較するから小さくみえてしまうのです。
まずは、等身大のあなたを見つめてください。
己を卑しめること
己を卑しめる(いやしめる)とは、自分をけいべつするということです。
自分で自分を嫌っている状態ですね。
自分のことが嫌いという人が多くいます。
では、誰があなたを好きになってくれるのでしょうか。
あなたが嫌いなあなたを好きになってくれる人を探すのは大変です。
仮に、あなたを好きになった人が現れたとしましょう。
その好きになってくれた人の目の前には、好きな人を嫌いというあなたがいます。
決して、気持ちのいいものではありませんね。
まずは、嫌いな自分を受け入れましょう。そして、少しづつ好きな部分を見つけてみましょう。
己の本能を聞きわける繊細な耳を失うこと
先ほど、欲求に耳を貸さないで抑え込むことをお話ししました。
欲求を知り、抑え込むだけならまだよかったのです。
その欲求すらもわからなくなってしまうことがあります。
それは、遠慮ばかりして感情を抑え込み続けて、自分を過小評価し軽蔑した時に起こります。
つまり、自分のことをないがしろにし続けるとあなたは自分の欲求すらもわからなくなってしますのです。
後悔する行動をとる原因とは
これまで話したことは、すべて自己に対する敬意の欠如によって起こります。
つまり、自分を大切な存在として扱っていないと後悔は起こるのです。
周りのひとを大切にした結果遠慮をする人もいます。
周りを大切に扱うあまり自分をぞんざいに扱うとあなたは傷つきます。
たくさん傷ついたあなたは後悔します。
後悔とは、傷ついた自分を大切に扱えばよかったと思う行為なのです。
自分に敬意を持ちましょう。
後悔しないためにはできる行動
まずは自分を認めてあげる姿勢を心がける
まずは後悔しないためには自分を認めてあげましょう。
それが自分に対する敬意を表すのです
後悔する人は自分を否定することがクセになっているでしょう
そのため、否定する前にまず認めるという姿勢になりましょう
後悔したことをリストアップ
後悔したことをリストアップしてみましょう
リストアップするときの手順は
- 記憶の中に残っている後悔した出来事を書き出す
- 実際にとった行動を書く
- 本当はとりたかった行動を書く
- 実際にとった行動の原因を書く
- 本当はとりたかった行動ができなかった原因を書く
- 原因を解決できる方法を見つける
- その解決方法は実行できるかできないならどうすればいいかを考える
こうして後悔したことを一つずつ分解していきましょう
紙に書くことで自分の思考が整理されます
また、紙に書いてある文字としてみることで視覚情報として記憶されるため、
同じような状況になった場合にとりたい行動を記憶から呼び起こしやすくなります
参考例を挙げておきます
- 後悔した出来事 → 好きな人に告白できなかった
- 実際にとった行動 → 告白しない
- 本当はとりたかった行動 → 告白して付き合いたい
- 実際にとった行動の原因 → 友達がその子を好きだったから
- とりたかった行動ができなかった原因 → 友達との関係が壊れてしまうと思ったから
- 原因を解決できる方法を見つける → 友達に相談された段階で自分の想いも表明しておく
- その解決方法は実行できるかできないならどうすればいいかを考える → 自分の想いを先に相談しておく、相談時に言えなかったらメールで伝える
こうすることで、告白したかった後悔は友達との関係性にあったことが分かります
後悔するということは自分がそれだけ真剣に向き合った証拠
後悔することは悪いことではないという捉え方もあります
後悔とはそれだけそのことに自分の気持ちが真剣であったためです
後悔が多い人はそれだけ真剣に向き合っていたものが多かった証です
ですので、後悔を少なく生きることも大切ですが、後悔という行為自体の全てを否定してしまうのもいけないです
まとめ
それって、自分へのチャンスを捨てていることだったのかぁ
そして、捨てたときは自分を大切に扱えてなかったときなのです。
ココがポイント
後悔する人生なのは後悔する行動から
後悔する行動は5つある(遠慮ばかりする・自分の欲求に耳を貸さない・自分を誤解する・自分を見下す・自分の本心を聞き分ける耳を失う)
自分に対する敬意がないことが、後悔する行動をとる原因