ココがポイント
人生の生きがいを見つけるには必要最低限のお金が必要
必要最低限のお金とは、生理的欲求と安全の欲求が満たされる分のお金のこと
お金のゆとりが出来たら生きがいを見つけるために使う
生活の安定に必要なのはお金だ。まずは必要最低限のお金を稼ぐんだ
人間の欲求について話していこう。
マズローの欲求5段階説で人間の欲求を知る
心理学者のマズローが1943年に人間の欲求には5つの段階があるという発表をした。
それがマズローの欲求5段階説だ。
人間は階層化された5つの欲求がある
- 生理的欲求(人間の生命活動を維持する欲求:呼吸する、食べる、眠るなど)
- 安全の欲求(身の安全、身の回りの安全など)
- 所属と愛の欲求(家族や恋人、友人などグループに加わりたいなど)
- 承認欲求(自分の能力を認めてもらいたいなど)
- 自己実現の欲求(夢を叶えたいなど)
この階層化された欲求は、下の欲求を満たされないと上の欲求が現れることがないんだ。
例えば、お腹が空いた状態(生理的欲求が満たされていない)だと身の回りが安全かどうかということに意識がいかなくなるだ。
無人島でお腹が空いていたら危険だとしてもジャングルに入って食料をみつけにいくだろう。
そして、お腹が満たされて食料が豊富にあったら、わざわざ危険なジャングルに入ろうとしないだろ?
つまり、下層の欲求がクリアされないと上層の欲求は生まれないんだ。
仮に上層の欲求が生まれたとしても下層の欲求のほうが重要度が高いため、上層の欲求について考えることはできないんだ。
生理的欲求と安全の欲求が満たされないなら生きがいを見つけるのは難しい
まず生きがいとは何かを明確にしよう。
生きがいってのは自分が生きている意味や価値のことだ。
この生きている意味や価値を見出せると人は自分の人生を肯定することができるんだ。
そして、その生きがいを人生の軸においてよりゆたかになるよう行動ができるのさ。
じゃあ、この生きがいが生まれるのはどの欲求階層からだろうな。
少なくとも、生理的欲求と安全の欲求からは生まれないだろう。
この2つの欲求は自分が安全に生きるために必要な欲求だからな。
もともと動物として備わっている欲求だろう。
じゃあ、その上層にある所属と愛の欲求はどうだろうか。
家族や恋人や友人などと交流をもつとそこに人間の絆がうまれるよな。
その絆によって、他者のために何か行動を起こしたいという欲求が芽生えるだろう。
その行動から承認欲求に発展する可能性もあるな。
こう考えていくと、所属と愛の欲求から生きがいは見出せるんだ。
つまり、所属と愛の欲求の前にある生理的欲求と安全の欲求を満たさなければ生きがいを考えることはできないってわけだ。
自分に最低限必要なお金を知る
やりがいをみつけるにはためには、まず生理的欲求と安全の欲求を満たす必要がある。
このふたつの欲求を理解していこう。
生理的欲求の基本は食べることと眠ることだ。
満足に食事にありつけない、満足に寝れていない場合は欲求が満たされていない状態にある。
現代で食事をするにはお金が必要だ。
必要最低限の食事を毎日取ることができる分のお金があるかどうかが欲求の満足度に関わってくる。
睡眠はどうだろうか。
睡眠をとるにも寝る場所が必要だ。寝る場所を確保するにもお金が必要になってくる。
毎日睡眠がとれる場所を確保できるかどうかも満足度に関わってくる。
また、睡眠のできる場所は安全の欲求にも関わってくる。
お金がなく、部屋を借りれなかったり安い部屋で防犯がされていない場合、
他者や自然から攻撃される可能性がでてくる。
お金さえあれば、生理的欲求も安全の欲求も満たされる。
つまり、やりがいをみつけるにはまずお金を稼いで2つの欲求を満たすことから始めよう。
お金のゆとりが出来たら生きがいを見つけるために使う
お金をかせげるようになって、お金にゆとりができたら生きがいを見つける準備は整った。
あとは、生きがいをみつける行動をしよう。
ゆとりあるお金は生きがいのために有効に活用しないとならない。
生きがいをみつける行動をする際は欲求の階層を意識しよう。
まず、自分の興味のあるグループに所属することで所属と愛の欲求を満たす。
そうすると、承認欲求が生まれるためそのグループで認められるような能力をつけよう。
承認欲求が満たされると自己実現の欲求により夢が芽生える。
この夢こそ、あなたの生きがいになるだろう。
欲求を意識して、その欲求を満たせるようにお金をつかうそれがお金の有効な使い方だ。
まとめ
お金の使い道が明確になるんだ。
ココがポイント
人生の生きがいを見つけるには必要最低限のお金が必要
必要最低限のお金とは、生理的欲求と安全の欲求が満たされる分のお金のこと
お金のゆとりが出来たら生きがいを見つけるために使う