ココがポイント
行動するには対価となるコスト(時間・お金・体力)が必要
計画が失敗するのは、行動のコスト管理ができていないから
人生を客観視することで、冷静に失敗しない計画をつくれる
行動のコスト管理はちゃんと行えていますか?
その対価がうまく払える状態でないと行動が破綻するのです。
では、行動とは何かというところからお話しましょう。
行動するには対価が必要
人は毎日行動を起こして生活しています。
それは、起きることや寝ること、食べること、働くことなど様々あります。
その行動をする時に人は何かしらかの対価を払っているのです。
例えば、100mを全力で走る場合はその分の体力を対価として動いています。
また、外食するときはお金を対価にごはんを食べています。
つまり、行動にはそれを行うための対価が必要ということです。
行動に含まれる3つのコスト
行動するために払う対価を行動コストと呼びます。
この行動コストは大きく3つのコストから成り立っています。
その3つとは
- 時間コスト
- お金コスト
- 体力コスト
です。
時間コスト
時間コストとは、行動するために必要な時間のことです。
東京から大阪へ行くためには移動時間を用意しなければなりません。
英語を習得するためにも勉強時間を用意しなければなりません。
なにか行動するために時間が必要なのです。
時間コストがどれくらい必要なのかが分からないまま計画をすすめると
希望していた締め切りまでに行動が完了しないのです。
行動に必要な時間を算出できることが人生計画における大事な要素のひとつなのです。
お金コスト
お金コストとは、行動するために必要なお金のことです。
東京から大阪へ行くためには交通費を用意しなければなりません。
英語を習得するためにも学習に必要な費用を用意しなければなりません。
なにか行動するにはお金が必要なのです。
お金コストがどれくらい必要か分からないまま計画をすすめると
希望していた行動がとれない事態が起こります。
行動に必要なお金を算出できることが人生計画における大事な要素のひとつなのです。
体力コスト
体力コストとは、行動するために必要な体力のことです。
東京から大阪への移動にも英語学習にも体力が残っていなければ行動を起こすことはできません。
行動の要となる体力がどのくらい必要なのかどのくらい残っているのかを把握することが、
人生設計を成功へ導く鍵になります。
行動コストを考えて計画しないと必ず失敗する
これら3つの要素を含めた行動コストを考えて計画しないと必ず失敗します。
1日は誰にとっても24時間しかありません。
必要時間が24時間を超える行動を1日で完了するのは無理な話です。
つまり、1日を1年、10年と変換したときも同様です。
1年で行える行動でない限りその行動を計画に入れるのは無茶なのです。
中には、無茶をしてなんとかなる人もいるかもしれません。
しかし、それは人生設計という点においては間違っているのです。
なので、必ず行動コストに見合った計画を考えることが失敗しないための方法なのです。
体力コストが計画の要
時間コストやお金コストは外部の要因が大きいので把握しやすいと思います。
だいたいどのくらいの時間やお金がかかるかはインターネットで調べればすぐにわかることです。
しかし、体力コストはそういきません。体力は人それぞれ差があります。
それに加えて、人生設計という長いスパンで考えたとき自分の体力がどのくらい衰えているかを判断するのが難しいです。
1日の始まりに「夜帰ったらこれやろう」と思っても実際夜になってみると体力がなくて行動できないなんてことあります。
つまり、ひとは自分の体力を過信する特徴があるのです。
なので、計画を考えるときに体力コストの過信には注意しましょう。
もし可能であるなら、
体力コストを考えるときは2パターン行動をつくっておくと良いでしょう。
- しっかり体力が残っていた場合の行動
- 体力が残っていなかった場合の行動
この2パターンを先に考えておくだけで行動の実行率は大きく変わります。
体力が残ってないときに最適な行動を導き出すことはできません。
なので、先に行動をパターン化しておくと失敗しないですむでしょう。
自分の行動コストを考える
1日の行動コストを把握する
1日に使える時間コストはどのくらいあるのか
まず、時間コストから考えてみましょう。
24時間- 7時間(睡眠)- 2時間(食事)- 2時間(通勤)- 8時間(労働)=5時間(自由時間)
仮にこのような時間配分で生活してる場合、自由時間は5時間です。
もちろん、ここからもろもろの行動にかかる支度・準備時間や残業時間が引かれていくことになるでしょう。
この1日5時間があなたの人生設計のために使える時間です。
つまり、5時間を超える行動は1日の行動計画に入れてはいけないのです。
1日に使えるお金コストはどのくらいあるのか
1日に使えるお金は人によってさまざまです。
仮に1ヶ月3万円使えるとしたら、1ヶ月を30日とすると1日1000円使えます。
毎日この金額を超える行動をとることはできないのです。
お金は他の2つのコストよりも融通をつけやすいです。
行動によってはお金を使うことで時間短縮ができたりもします。
たくさんお金をもっているのであれば、
時間コストや体力コストのために効果的にお金を使っていくのも賢い人生のつくりかたです。
1日に使える体力コストはどのくらいあるのか
まいにち仕事でどのくらいの体力を消耗しているでしょうか。
仮に、100%ある体力を仕事で90%使っていては残る体力は10%しかありません。
もし人生を変えるために勉強をしようとしているなら、10%の体力でできる勉強でなければ
行動に移せないのです。
勉強をするのに必要な体力が20%必要ならば、仕事を80%の力でできないかどうか考えてみましょう。
仕事を効率的にできる方法や少し力を抜いて仕事に取り組むなど工夫できる点をみつけましょう。
また、1日のはじまりに自分のやるべき行動をしてしまうのもひとつの方法です。
朝に勉強で20%の体力をつかって行動してしまえば残った80%の体力で仕事をしなければいけないという状況になります。
やるべき行動は1日の初めに済ませてしまうことも人生計画を失敗させない方法です。
自分独自の行動コスト表をつくる
あなた独自の行動コスト表を作る必要があります。
行動コスト表があればスムーズに計画をつくることができます。
また、臨機応変に行動を変えることができるので大きな失敗を防ぐこともできます。
その行動コスト表に基準はありません。人それぞれの状況に応じて行動のコストが変わります。
あなたの行動にかかるコストを考えていきましょう。
行動コストを考えるときは、3つの要素と数値化を意識しましょう。
例えば、
仕事をするには体力70%くらい消耗するかな、時間は8時間かかるけど、お金はかからないから0円
毎日の食事は合計すると体力はほとん使わないから5%くらいで、時間は合計2時間くらい、お金は1000円くらい
飲み会になると体力も30%くらい使うし、時間も3時間くらいかかる、お金も4000円はかかるかな
といったように自分がとる行動を1つづつ数値化して表にまとめてみてください。
自分の行動を客観視することで見えてくることがあります。
上記の例だと、仕事と飲み会をしたら体力0でなにもそのあと出来ないなということがわかります。
行動を客観視して冷静に判断ができることが失敗しない人生設計には欠かせない能力です。
まとめ
それだけルーティン化しているので、行動管理もしっかり行えば簡単にできます。
ココがポイント
行動するには対価となるコスト(時間・お金・体力)が必要
計画が失敗するのは、行動のコスト管理ができていないから
人生を客観視することで、冷静に失敗しない計画をつくれる